■東京11R・ヴィクトリアマイル■

 過去10年で4勝というフジキセキ産駒は現6歳が最終世代とあって牝馬限定G1の第一線から撤退。新たな最重要サイヤーを掘り起こす潮時である。
 ヴィルシーナで2勝のディープインパクトは12年にドナウブルーとマルセリーナ、昨年はミッキークイーンとショウナンパンドラで2、3着を占めた。このレースに関しては目の上のタンコブだったフジキセキが退き、今後は他のほとんどの芝G1同様の圧倒的な支配力を示すことになる。ミッキークイーンは過去6回連続で連に絡んでいる前年の連対馬。ディープインパクト産駒は日本調教の史上最高獲得賞金牝馬(含む海外)であるジェンティルドンナを筆頭に、牡よりも牝の大物の方がピークの持続力に優れている。ジェンティルドンナの宿敵だった前出ヴィルシーナもしかり。ミッキークイーンは5歳時のGレース2勝を含む通算39戦8勝という母のミュージカルウェイからもタフネスを受け継いでいる。歴代の優勝馬同様の“リピート力”を見せつけるはずだ。
 “対ディープインパクト”という観点から注目すべきは、今回初めて古馬G1での3兄弟サイヤーそろい踏みが実現したブラックタイドとオンファイア。特に前者の産駒アスカビレンは、父の3代母である英1000ギニー馬ハイクレアを祖母の父ナシュワンの祖母としてクロス(4×5)させた配合が“兄弟対決”で強力なアドバンテージとなる可能性あり。馬券はこちらを軸に攻めてみたい。

◎アスカビレン  ○ミッキークイーン  ▲スマートレイアー  ☆クイーンズリング  △レッツゴードンキ  △アットザシーサイド

「スポニチ平成29年5月14日付け掲載」

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