■東京11R・NHKマイルC■過去10年の優勝馬の中で父系にも母系にもサンデーサイレンス血脈を持たない馬は07年に単勝17番人気で大穴をあけたピンクカメオだけ。12世代の直子が勝ち切れなかった種牡馬サンデーサイレンスかつての鬼門的G1も孫世代となってからは他の世代限定G1と同様、あるいはそれ以上に元祖モンスターサイヤーが圧倒的な権勢を振るっているわけだが、その間隙を縫うようにピンポイントで存在感を示しているのが前出ピンクカメオの父フレンチデピュティ。13年優勝のマイネルホウオウの母の父となり、一昨年には02年の優勝馬でもある後継種牡馬クロフネの産駒クラリティスカイがレース史上初の“2代制覇”を達成した。このレースへの特化度という点においては、サンデーサイレンスの上を行く最重要血脈ともいえるだろう。 本命ガンサリュートは父が10年にレコード勝ちしたダノンシャンティで母の父がクロフネという究極の“NHKマイルC配合”。血統表の3代前に並ぶサンデーサイレンスとフレンチデピュティに端を発するDNAは、どちらも代を経るごとに5月の東京コースで争われる3歳マイル王決定戦仕様に煮詰められてきたと考えられる。3冠牝馬スティルインラブを擁する牝系の出身で、G1対応の底力も十分。血統的な決め打ちならこの馬だ。大穴で東京G1の穴メーカーでもあったスクリーンヒーロー産駒のトラスト。サンデーサイレンス3×3の超近交に潜む可能性は捨て切れない。◎ガンサリュート ○モンドキャンノ ▲トラスト ☆ディバインコード △オールザゴー △アウトライアーズ |
「スポニチ平成29年5月7日付け掲載」