■阪神11R・桜花賞■

 重発表で始まった今週末の阪神開催。過去19回連続で良馬場で行われてきた桜花賞だが、“記録”が続くかどうかは微妙な情勢で、少なくともレコード級の高速決着にはなりそうにない。
 恐らく圧倒的な人気を集めるソウルスターリングは芝1600mの持ちタイムも最速。普通に考えれば良馬場に越したことはないのだが、父のフランケルは現役最終戦にして初体験の本格的重馬場だったチャンピオンSで道悪巧者のシリュスデゼーグルに完勝しており、同じ父のミスエルテともども血統的には馬場悪化が鬼に金棒となる可能性もある。14戦全勝の父とデビュー6連勝の母の間に生まれた“連勝娘”。不敗の桜花賞馬誕生が濃厚だ。
 6世代連続で連対馬を出してきた種牡馬ディープインパクトは、カワキタエンカに全権委任の形となった。母の父クロフネという配合パターンは先週の大阪杯で3度目のG1連対を果たしたステファノスと共通で、強敵相手の方が燃えるタイプ。こちらの記録継続にも望みはある。
 血統的に雨は大歓迎なのがゴールドケープ。父のワークフォースがナカヤマフェスタに競り勝った凱旋門賞は重馬場。この父は“雨のキングカメハメハ”の格言もある桜花賞2勝サイヤー、キングカメハメハと同じキングマンボ系でもある。母系から増幅されたノーザンダンサー血脈も重適性の裏書き。7年前に最下位に敗れた母の記録的リベンジ含みで、ソウルスターリングの相手筆頭に据えてみたい。

◎ソウルスターリング  ○ゴールドケープ  ▲ミスエルテ  ☆カワキタエンカ  △アドマイヤミヤビ  △リスグラシュー

「スポニチ平成29年4月9日付け掲載」

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