■阪神11R・大阪杯■今年からG1として争われる大阪杯。ローカルG1格だった大井の東京大賞典がパート1グレードを獲得した例はあったが、純粋な格上げはパート1国となった07年以降で初めてで、後に続いたホープフルSを含めて国内平地G1は計25レースとなる。確かに希少価値が薄れた気がしないでもないのだが、これでも諸外国との比較では少ない。主要パート1国のG1レース数(16年度実績)は最多のアメリカが110。以下、北半球ではイギリス35、フランス27と続く。ちなみに日本の年間平地競走数は約1万6000レースで、これはイギリスの2倍半、フランスの3倍以上。長くパート2だった後発国という事情はあるにせよ、単純計算でG1の供給不足は明白といえる。グレード認定機関であるICSC(国際セリ名簿基準委員会)の名が示す通り、パート1グレードとは本来、セリ市場における商品としての競走馬の品質保証基準。興行面での功罪はあくまでも二義的な問題だろう。 G1数が追いつかないほどの日本産馬のレベルアップをもたらしたのはいうまでもなく種牡馬ディープインパクト。このレースでは3年連続で実質G1級レーティングの優勝馬を出すことによって、自力で格上げを実現させた形となる。記念すべきG1元年のタイトルは譲れないところだ。本命はアンビシャス。ある意味で最も昇格に貢献したともいえる昨年の覇者こそ初代王者にふさわしい。マカヒキとの“ワンツー”が本線。 ◎アンビシャス ○マカヒキ ▲キタサンブラック ☆ステファノス △ディサイファ △サトノクラウン |
「スポニチ平成29年4月2日付け掲載」