■阪神11R・阪神ジュベナイルフィリーズ■

 他の芝G1のほとんどがそうであるように種牡馬ディープインパクトが2勝、2着1回、3着1回と分厚い実績を残す2歳女王決定戦だが、今年は産駒のエントリーがない。現在、2位まで追い上げてきた2歳リーディングも仮にここでダイワメジャー産駒のレーヌミノルが1着賞金6500万円を加算すれば、残り2週での逆転は厳しくなる。牡馬クラシック制圧に成功した現3歳の意識的な仕掛けの遅さとは異なり、ディープインパクト第7世代に変調の兆しが見られることは否定できないだろう。
 その代わりに、というわけでもないのだろうが、今回は後継のディープブリランテが3頭出し。牡馬部門に力点を置き始めた偉大な父から牝馬の“地盤”をそのまま譲り受けたという解釈もできる。いずれにしてもこの先、種牡馬生活の大部分を不動のチャンピオンサイヤーである父と併走していかなければならない立場。G1サイヤーの看板は可能な限り早めに確保しておきたいところだ。
 三択の本命ディーパワンサは母のポロンナルワが今年のオークス馬シンハライトの半姉。土曜阪神の新馬では重賞勝ち馬2頭を兄に持つラプソディーアが快勝したように、この父には良血牝馬との交配で確実に結果を出す種牡馬としての勝負強さが備わっている。ちなみに阪神コース改修後の過去10年の優勝馬のうち6頭までは“日本ダービー馬の娘”だが、今年はこの父の産駒だけ。迷わず狙う手だ。

◎ディーパワンサ  ○ソウルスターリング  ▲レーヌミノル  ☆リスグラシュー  △スズカゼ  △ジャストザマリン

「スポニチ平成28年12月11日付け掲載」

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