■京都11R・菊花賞■

 世代限定JRAG1完全制覇にリーチをかけている種牡馬ディープインパクトにとって、最後に残された菊花賞は自身が11年前に競走馬として完勝し、過去5年で2着馬を2頭出しているレース。並の種牡馬なら十分すぎる実績ともいえる。今年は同じく鬼門とされた皐月賞を制したディーマジェスティ以下、5頭出しの大攻勢。そのディーマジェスティの皐月賞制覇をアシストした「母の父ブライアンズタイム」は最後の1冠でも強力な援軍で、父として94年ナリタブライアン、95年マヤノトップガンで連覇を果たし、09年の優勝馬スリーロールスの母の父となった菊花賞実績は信頼に値する。血統的にはディープインパクト産駒の中でも1頭抜けた距離克服能力を備えている可能性大だ。
 今回の出走馬の父馬で唯一、菊花賞実績に関してディープインパクトの上を行くのがステイゴールド。11年オルフェーヴル、12年ゴールドシップと、優勝馬を連発したステイゴールドは、99年のナリタトップロード、02年のヒシミラクルでこれまた“2勝”の種牡馬サッカーボーイの全妹の子で、血統に裏書きされた専門職的な菊花賞サイヤーといえる。今年はレインボーラインとシュペルミエールの2頭出し。特にレインボーラインは祖母の父に据えた89年の2着馬レインボーアンバーの古典的スタミナが怖い。ディープインパクト産駒の“3冠連続ワンツースリー”を阻止するとすればこの馬。馬券はこちらを軸に強振してみよう。

◎レインボーライン  ○ディーマジェスティ  ▲サトノダイヤモンド  ☆プロディガルサン  △ウムブルフ  △マウントロブソン

「スポニチ平成28年10月23日付け掲載」

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