■東京10R・東京優駿■2冠に挑むディーマジェスティは父も母の父もダービサイヤーで祖母が英ダービー馬ジェネラスの妹。中山2000m以上に東京2400mに向く血統であることは間違いないのだが、今回もフルゲートの3分の1は同じディープインパクト産駒である。サンデーサイレンス産駒からは第9世代のネオユニヴァースまで皐月賞とダービーを連勝した馬が現れなかったように、種牡馬単位の支配力の強さは結果的に“共食い”によるタイトルの分散を招くものでもある。ディーマジェスティはディープインパクトの第6世代。ちなみにサンデーサイレンス第6世代の皐月賞馬エアシャカールは同じ父のアグネスフライトにハナ差で2冠を阻まれている。本命ヴァンキッシュランは前走の青葉賞を含めて2400mを3回走ってすべて1位入線というダービーディスタンスの申し子。過去5世代で2度の“日本ダービー父子制覇”を果たしたしている父ディープインパクトは言うまでもないが、母の父ガリレオもまた、自身が制した英ダービーを種牡馬としても計3回制した当代随一のダービーサイヤーである。2400m戦というよりも“ダービー”に特化した血統というべきで、トライアルからもう一段、パフォーマンスを上げてくる可能性大だ。皐月賞同様に“ディープインパクト固め”が本線だが、日本ダービー2着馬の産駒で近親に英、愛のダービー2着馬がいるレッドエルディストの血統的な“2着力”にも要注意。 ◎ヴァンキッシュラン ○マカヒキ ▲ディーマジェスティ ☆サトノダイヤモンド △マウントロブソン △レッドエルディスト |
「スポニチ平成28年5月29日付け掲載」