■東京11R・優駿牝馬S■

 種牡馬ディープインパクトのオークスデビューは5年前の11年。この年は6頭出しで4着マルセリーナが最高着順という大惨敗だったのだが、以後の4年は2勝(12年ジェンティルドンナ、15年ミッキークイーン)2着3回(12年ヴィルシーナ、13年エバーブロッサム、14年ハープスター)3着2回(13年デニムアンドルビー、15年クルミナル)と、馬券対象馬の過半数を占めている。過去5年で2勝のダービー、3勝のジャパンC同様、東京2400mG1ではディープインパクト産駒の絞り込みが最優先のテーマと割り切ってかかりたい。
 馬券的には距離延長で人気急落のレッドアヴァンセが面白い。母のエリモピクシーはリディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパンと、血統登録産駒4頭連続でグレード勝ちという国内屈指の名繁殖牝馬。兄4頭の重賞勝ち距離は最長で1800m、全兄のサトノルパンに至っては1200mの京阪杯勝ち馬という強いスピード志向を見せているのだが、母自身はエリザベス女王杯4着入線の実績があり、その全姉エリモシックは97年のエリザベス女王杯に優勝した。祖母のエリモシューテングは芝2000mの忘れな草賞勝ち馬だから、牝馬には距離克服能力が伝わる一族という解釈も可能だろう。母の父ダンシングブレーヴは04年2着のスイープトウショウの母の父にして06年の優勝馬カワカミプリンセスの父系祖父。代を経て威力発揮の“隠れオークス血脈”だ。シンハライトとのワンツーが大本線。

◎レッドアヴァンセ  ○シンハライト  ▲チェッキーノ  ☆ペプチドサプル  △フロンテアクイーン  △デンコウアンジュ

「スポニチ平成28年5月22日付け掲載」

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