■中山11R・皐月賞■ディープインパクト産駒の皐月賞実績は過去5年の累計で2着2回3着2回着外12回。並の種牡馬なら複勝率2割5分は胸を張れる数字だが、4連勝の後も2年連続連対確保という牝馬の第1冠との比較ではどうしても合い口の悪さが際立ってしまう。こじれてしまった苦手意識を払拭するにはそれなりの荒療治が必要ということなのか、結果的に5年に渡って守り続けた2歳リーディングを明け渡し、その代償として様々なルートから“未踏峰”に戦力を集中させることに成功した。種牡馬ディープインパクトにとっては背水の陣ともいえる一戦である。6択の本命はひとひねりしてマウントロブソン。3強とも4強ともいわれる今年の皐月賞の勢力図は、実のところディープインパクト産駒の周到な使い分けによって成立している面もある。同じ3連勝中のマカヒキ、サトノダイヤモンドの陰で中山コースの経験値を積み上げた2代制覇の隠し玉。怪物クロフネの半妹である母のミスパスカリは自身もマーメイドS3着の活躍馬で、その父ミスターグリーリーからはゴーンウエスト系らしい意外性を継承している。偉大な伯父の裏の顔は2歳時にレコードを連発した芝2000mマイスター。毛色とともに伝わった牝系由来の“クロフネ成分”は馬場悪化の際にも頼りになる。“ディープインパクト・フォーメーション”が大本線だが、“父子3代”がかかるヴィクトワールピサ産駒2騎まで手広く。 ◎マウントロブソン ○マカヒキ ▲サトノダイヤモンド ☆ディーマジェスティ △リオンディーズ △ロードクエスト △ナムラシングン △ジョルジュサンク ソロル |
「スポニチ平成28年4月17日付け掲載」