■東京11R・天皇賞・秋■

 産駒がフルゲート18頭の半分を占有する種牡馬ディープインパクトは第1世代の7歳から第5世代の3歳までの「5世代出し」。G1レベルの中距離馬を毎年欠かさず送り出す安定性に加え、産駒の成長力とキープ力の証明といえる。6頭出しだった昨年は06年のサンデーサイレンス産駒(ダイワメジャー、スウィフトカレント)以来のワンツー。菊花賞とは一転、今週は積極的にディープインパクト産駒推しで攻めたい。
 9頭のラインナップをふるいにかけた結果の本命はヴァンセンヌ。母のフラワーパークは春秋のスプリントG1完全制覇を果たした快足牝馬だが、国産最強マイラーとして名高いその父ニホンピロウイナーには30年前、ギャロップダイナの強襲に不覚を取ったシンボリルドルフに半馬身差まで迫った実績(3着)がある。祖母の父ノーザンテーストは母の父として通算6勝、前記ダイワメジャー、09年カンパニー、11年トーセンジョーダンと、直近10年でも3勝という秋の天皇賞の黒幕的血脈。現6歳は日本ダービー馬ディープブリランテ、3冠牝馬ジェンティルドンナ、さらに仏1000ギニー馬ビューティパーラーが出た父のビンテージ世代でもある。菊花賞の後追い的な“逆張り”を試す価値は十分だ。
 ディープインパクト産駒は6歳優位の見立てだが、母の父ストームキャットのG1ニックスを持つエイシンヒカリは別格の可能性がある。前記ノーザンテーストつながりのショウナンパンドラ(3代母の父)、ラブリーデイ(4代母の父)まで。

◎ヴァンセンヌ  ○ディサイファ  ▲スピルバーグ  ☆エイシンヒカリ  △ラブリーデイ  △ショウナンパンドラ

「スポニチ平成27年11月1日付け掲載」

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