■京都11R・菊花賞■

 2冠馬ドゥラメンテ不在で争われる3冠最終戦。となると無事に秋を迎えた皐月賞2着馬とダービー2着馬に注目が集まるのは自然な流れだろう。問題は前者リアルスティールも後者サトノラーゼンも菊花賞未勝利のディープインパクト産駒である点。現実に過去4世代で未勝利という菊花賞は種牡馬ディープインパクトの泣きどころであることは間違いないのだが、今年の出走馬の父馬のうち、競走馬として菊花賞を制しているのはディープインパクトのみである。種牡馬として菊花賞馬を出した実績があるのはステイゴールドしかいないのだから、2着馬と3着馬を1頭ずつ出しているディープインパクトの菊花賞実績も相対的には胸を張れる。ワンツーで決着したとしても納得だ。
 それでも今回は、同じ“3頭出し”ハービンジャーの未知の魅力を買いたい。出走馬なしだったダービーから一転、最後の1冠に手駒を集中させてきたこの夏最大の上昇株は、もともと競走馬としても4歳前半戦で一気にブレークした晩成型。古典的ともいえる欧州血脈で固められたスタミナ優先型で、産駒も初体験の3000mで覚醒する可能性がある。三択の本命は前記ステイゴールドの甥にあたるベルーフ。祖母の全兄サッカーボーイも2頭の優勝馬の父となった菊花賞特化型の一族でもある。「母の父サンデーサイレンス」も優勝馬3頭の単勝平均配当2527円という菊花賞の隠れた穴血統だ。

◎ベルーフ  ○リアルスティール  ▲サトノラーゼン  ☆マッサビエル  △スティーグリッツ  △リアファル

「スポニチ平成27年10月25日付け掲載」

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