■中山11R・スプリンターズS■牡馬の出走可能なJRA平地G1の中で歴代の優勝馬が種牡馬として優勝馬を出していないレースは、旧ジャパンCダート時代を含めたチャンピオンズC、マイルチャンピオンシップ、そしてスプリンターズS。スプリンターズSに関していえば、93、94年と連覇を果たした短距離界のアイコン的存在でもあるサクラバクシンオーの不振に触れないわけにはいかないだろう。サクラバクシンオー産駒は昨年まで種牡馬単位の最多となる延べ27頭が出走して3着が最高着順。鼻差の2着に入線しながら4着に降着になった5年前のダッシャーゴーゴーが象徴的で、運にも見放されたような合口の悪さなのである。そろそろ“逆張り”のタイミングといえなくもないのだが、レース史上初の“2代制覇”がかかるベルカントは一枚割引きたい。 かつてのサンデーサイレンスがそうだったように、ディープインパクトも過密な重賞級産駒の“棲み分け”が必要な時代。短距離部門進出も十分に予想されていたことで、今回の3頭出しは来るべきものが来たといった印象だ。三択の本命レッドオーヴァルは新潟コースで争われた昨年の3着馬。半兄ストロングリターンは2年連続で出走した安田記念で首差2着→レコード勝ちと、敗戦を糧にタイトル奪取に成功した。妹の方にもリベンジを期待してみよう。ミッキーアイル、ウリウリともども03年のサンデーサイレンス以来の“ワンツースリー”が大本線。やはり怖い香港馬リッチタペストリー、母の父との“隔世制覇”に挑むストレイトガールとハクサンムーンまで。 ◎レッドオーヴァル ○ウリウリ ▲ミッキーアイル ☆ストレイトガール △ハクサンムーン △リッチタペストリー |
「スポニチ平成27年10月4日付け掲載」