■阪神11R・宝塚記念■

 JRAにグレード制が導入された1984年以降、平地では初の同一G1・3連覇に挑むゴールドシップ。父のステイゴールドは7歳時にドバイシーマクラシックと香港ヴァーズを制した超晩成型だったし、母の父メジロマックイーンが宝塚記念に優勝したのも6歳時だった。“黄金配合”は究極のアンチエージング配合でもあるということ。経年劣化どころか、これからが円熟期という見方も可能だろう。ちなみに前6年で唯一、ステイゴールド産駒が勝てなかった11年はレコード決着。超高速馬場だけが不安材料だったのだが、どうやら天までも味方につけてしまった感じだ。
 ゴールドシップは毛色だけでなく、競走馬としての属性も母の父メジロマックイーンの影響を強く受けている。この母の父は93年春の天皇賞でJRA史上最も“G1・3連覇”に近づいた馬だが、最後の最後で前年の菊花賞馬ライスシャワーの徹底マークに屈した。歴史は繰り返す、とすれば今回も怖いのはトーホウジャッカル。驚異的な日本レコードを叩き出した最新の菊花賞馬は“平成のライスシャワー”である可能性が少なからずある。父スペシャルウィークは99年の宝塚記念2着馬。この年は3着がステイゴールドで、優勝馬が前記11年のアーネストリーで父子制覇を果たしたグラスワンダーだから、結果的に「宝塚記念サイヤー」の当たり年でもあったわけだ。ブエナビスタで惜敗を続けた(10、11年)父にもそろそろ順番が回ってきていい。

◎トーホウジャッカル  ○ゴールドシップ  ▲トーセンスターダム  ☆カレンミロティック  △ワンアンドオンリー

「スポニチ平成27年6月28日付け掲載」

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