■京都11R・天皇賞・春■昨年の菊花賞ではトーホウジャッカルが8年ぶりにレコードを更新した。もともとライスシャワーのころから、菊花賞と春の天皇賞は連動的にレコードタイムが塗り替えられてきた歴史がある。3歳馬が3000mを3分1秒ジャストで走れる時代なら、9年前にディープインパクトが樹立した3分13秒4の大レコードも決してアンタッチャブルではないということだ。レコード級の高速決着で最も信頼できるのは、やはり現在のレコードホルダーであるディープインパクトの血。産駒が3000m以上で未勝利という事実はそれなりに重いが、サンデーサイレンスも春の天皇賞制圧までには4年を要していた。ディープインパクトの場合も、初年度産駒が出走可能な4歳になってから今年で4年目。そろそろ長距離部門でも真価発揮の頃合だろう。 キズナとラストインパクトは牝祖パシフィックプリンセスを共有する同族。後者の母スペリオルパールは94年の優勝馬ビワハヤヒデと95年の2着馬ナリタブライアンの妹で、そのいとこにあたるのが前者である。ちなみに前記06年のレコード勝ちは同じ父のリンカーンを2着に引き連れてのものだった。種牡馬としても同様に“ワンツー”で愁眉を開く可能性は十分にある。一発逆転ならクリールカイザー。父系祖父ダンシングブレーヴは04年の優勝馬イングランディーレ(10番人気)と、母の父サッカーボーイは09年のマイネルキッツ(12番人気)と共通という“春天大穴配合”が怖い。 ◎キズナ ○ラストインパクト ▲クリールカイザー ☆フェイムゲーム △デニムアンドルビー |
「スポニチ平成27年5月3日付け掲載」