■阪神11R・桜花賞■

 過去4年で優勝馬4頭、2着馬も2頭出している種牡馬ディープインパクトの特異な桜花賞属性については週中の特集記事でも触れた。最終的にフルゲートの3分の1を占める6頭出しとなった今回は全馬伏兵状態だが、それだからこそ“決め打ち”に妙味があるともいえる。中でも前哨戦のチューリップ賞で人気に反したクリミナルとコンテッサトゥーレは、3年前の優勝馬ジェンティルドンナ同様、父のG1ウイナーの配合的な黄金律であるリファールのインブリードを装備している。こと牝馬の第1冠に関しては最上級の評価が必要な血統だ。
 “対ディープインパクト産駒”という観点から怖いのは、マンハッタンカフェ産駒でもステイゴールド産駒でもなく、キングカメハメハ産駒のレッツゴードンキだろう。5年前の3冠牝馬アパパネを出したキングカメハメハは、ディープインパクト以外で最も新しい“桜花賞の父”であり、この父の母の父ラストタイクーンも02年の優勝馬アローキャリーの父。チアズグレイス(00年)、スティルインラブ(03年)、ダンスインザムード(04年)で計3勝のサンデーサイレンス(母の父マーベラスサンデーの父)はいうまでもなく、89年の優勝馬シャダイカグラの父であるリアルシャダイ(3代母の父)、83年の優勝馬シャダイソフィアの父ノーザンテースト(4代母の父)と、5代血統表内に名を連ねる歴代5頭の桜花賞サイヤーがディープインパクトの“5連覇”阻止に決起する。

◎レッツゴードンキ  ○コンテッサトゥーレ  ▲クルミナル  ☆クイーンズリング  △ルージュバック  △ココロノアイ

「スポニチ平成27年4月12日付け掲載」

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