■中京11R・高松宮杯■ロードカナロアという絶対王者が現役を退いて以降、アジアの短距離路線は無政府状態に近い。ちなみに昨年度のワールドベストレースホースランキングの芝S(スプリント)コラムにおける北半球調教馬トップは120ポンドのラッキーナイン。ロートルといっては語弊があるが、11年、12年と2年連続でスプリンターズS5着入線した明け8歳馬である。当時のスピード能力をキープしているうちに、この部門の全体的なレベルダウンによってトップに押し出された形だ。国内的にも昨年の覇者コパノリチャードは以後未勝利で、後にスプリンターズSを勝った2着馬スノードラゴンは休養中。少なくとも専門職のスプリンターに関しては完全な“敗者復活戦”ということになる。一筋縄ではいかないだろう。波乱前提ならリトルゲルダに食指が動く。初勝利が単勝16番人気(164.9倍)、昨夏の重賞V2も8番人気、4番人気という穴メーカーだが、その父クロージングアーギュメントは20頭立て20番人気だった05年のケンタッキーダービーで2着に食い込み、4連単“9000万馬券”という歴史的大波乱を演出した馬。血統由来?の大駆け気質は人気を落とした今回こそ狙い目といえる。香港のエアロヴェロシティのレーティングは前記ラッキーナインに次ぐアジア第2位。非主流血統ならではの打たれ強さはアウエーでの戦いにも有効な武器だ。スプリント部門進出が待たれるディープインパクト産駒も要チェック。 ◎リトルゲルダ ○エアロヴェロシティ ▲レッドオーヴァル ☆ミッキーアイル △ショウナンアチーヴ △ストレイトガール |
「スポニチ平成27年3月29日付け掲載」