■京都11R・マイルチャンピオンシップ■

 ディープインパクト産駒の京都コースでの強さはもはや常識の域。もっとも、初世代が6歳となって古馬勢の選手層が厚みを増し、G1多頭数出しが恒常化した現在、血統予想を展開する際にこの属性を強調するのもはばかられる。6頭出しとなった今回のマイルチャンピオンシップではほぼ横並びの1番人気から4番人気。こうなるとディープインパクト産駒であること自体にアドバンテージはない。サンデーサイレンスの最盛期がそうだったように、今後はいかにしてディープインパクト産駒から優勝馬を絞り込むか、あるいはディープインパクト産駒を負かすとすればどの血統か、というのがG1攻略の基本スタンスとなるわけだ。
 本命クラレントは半弟レッドアリオンとの兄弟同時出走。長兄リディルは3年前に2番人気に支持された(14着)馬で、母エリモピクシーは3世代連続でマイルチャンピオンシップに産駒を送り込んだことになる。ファルコンS2着の現3歳サトノルパンも来年は出走してくるかもしれない。いずれにしてもこの母の遺伝力の強さは相当なもの。ある意味でディープインパクトの6頭出し以上に注目すべき“2頭出し”といえるだろう。父は競走馬としても種牡馬としても菊花賞を制したダンスインザダーク。もともと京都巧者のこの父は4年前に同タイム2着のダノンヨーヨーも出している。今年は“秋の天皇賞馬の兄”として連覇に挑むトーセンラーが大本線。レッドアリオンとの兄弟ワン・ツーも押さえたい。

◎クラレント  ○トーセンラー  ▲ダノンシャーク  ☆フィエロ  △ワールドエース  △レッドアリオン

「スポニチ平成26年11月23日付け掲載」

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