■阪神11R・シリウスS■

 考えてみれば、距離別、牡牝別の競走体系が充実した昨今、同じ年の桜花賞と安田記念と宝塚記念の優勝馬が一堂に会するケースというのも結構珍しい。その点で今年の凱旋門賞には、日本馬同士の異種格闘技戦的な興趣を見いだすこともできるだろう。3位入線後失格となった父の雪辱がかかる桜花賞馬、先例のない“飛び級”の2階級制覇に挑む現役世界王者、そして、過去4年連続出走で2着3回という惜敗史に終止符を打ちたいステイゴールド産駒…。言うまでもなく理想は日本馬トリオによる“メダルの色の争い”だ。
 阪神11R・シリウスSはジェベルムーサの巻き返し。祖母のアニマトリスは芝2400mの仏G2マルレ賞の勝ち馬で、その父は今のところ凱旋門賞連覇(77年、78年)を果たした最後の馬でもある名馬アレッジド。距離延長を味方につけられる血統背景がある。

◎ジェベルムーサ  ○クリノスターオー  ▲ケイアイレオーネ  ☆ナムラビクター  △ソロル  △サトノプリンシパル

「スポニチ平成26年10月4日付け掲載」

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