■中山11R・朝日杯フューチュリティS■

 枠で勝負が決してしまうとされる中山芝1600mだが、昨年のロゴタイプは14番枠から先行抜け出しの正攻法で5番枠コディーノをねじ伏せた。15番枠で首差2着に敗れた03年のメイショウボーラーは確かに気の毒だったが、極言すれば負荷均一の人工素材でセパレートコースを造成しない限り、競馬から枠順抽選による運の要素を排除することは不可能だろう。週中のコラムでも書いたが、今回の“G1剥奪”措置には敢えて異を唱えておきたい。
 本命プレイアンドリアルは現在、川崎の河津厩舎に所属する地方馬。門別ダート1700m、盛岡芝1600m、そして東京芝1800mと、全く異質の競馬で結果を出してきた。クラシックを展望できるスケールの持ち主であると同時に、2歳王者決定戦でテストされるべき重要な資質のひとつ、完成度の高さにおいてもJRA勢の一枚上を行く。マイルチャンピオンシップ連覇の父デュランダルは、オープン初勝利を中山芝1600mのニューイヤーSで挙げ、スプリンターズSでは1着、2着、2着と3年連続で連に絡んだ馬で、距離だけでなく中山の急坂にも不安のない血統。母の父ティンバーカントリーは01年の覇者アドマイヤドンを出した朝日杯サイヤーであり、同族(3代母の妹)に93年、当時の阪神3歳牝馬Sを制したヒシアマゾンがいる母系の血も2歳チャンピオン仕様といえる。同じ父で04年の3着馬ペールギュントの半弟ツィンクルソードとの“ワンツー”が本線。

◎プレイアンドリアル  ○ツィンクルソード  ▲アトム  ☆マイネルディアベル  △アジアエクスプレス  △ウインフルブルーム

「スポニチ平成25年12月15日付け掲載」

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