■京都11R・マイルチャンピオンシップ■

 エリザベス女王杯のラキシスでディープインパクト産駒のG1連続連対は「4」となった。出走機会に限れば宝塚記念以来、実に5戦連続の“銀メダル”。逆の見方をすれば5連敗中でもあるわけだが、いずれにせよ、現在の種牡馬単位の血統勢力図を踏まえても、JRAの芝G1レースでディープインパクト産駒が馬券から外れるケースは極めてレアということになる。
 今週は“5頭出し”で連敗ストップに背水の陣。中でも注目すべきはトーセンラー。悲願のG1奪取に向けての大コンバートには当然ながら血統的な成算もある。4×4でインブリードされたリファールは36歳まで存命だった記録的長寿馬で、心身両面の打たれ強さの担保となる。ビッグネームのコンバート成功例というと、6歳春の高松宮記念でG1候補生から脱却したキングヘイローを思い出すが、同馬は父系祖父がリファール。万年青年的な柔軟性がリファール血脈の売り物ともいえる。
 上半期同様に越境組がマイルのプロパーをネジ伏せる、という見立てなら、もう一度狙いたいのが安田記念で本命にしたダークシャドウ。父のダンスインザダークは菊花賞馬にして3頭の菊花賞馬を送り出した京都外回りの鬼。この父が出した残る1頭のG1馬は、安田記念で中長距離路線からのコンバートを成功させたツルマルボーイだった。秋の天皇賞直前のアクシデントで期せずして巡ってきたマイルG1再挑戦のチャンス。災い転じて福…の可能性は十分だ。

◎ダークシャドウ  ○トーセンラー  ▲ダノンシャーク  ☆クラレント  △リアルインパクト

「スポニチ平成25年11月17日付け掲載」

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