■京都11R・菊花賞■エピファネイアの父シンボリクリスエスは02年のダービーで2着に敗れ、当時2000mで行われていた秋初戦の神戸新聞杯を快勝しながら菊花賞には向かわず、東京コース改修のため中山2000mで争われた秋の天皇賞で古馬を撃破した。前走までは父の蹄跡を忠実になぞってきた息子の方は、敢えて父がスルーした最後の1冠に挑むわけだが、そもそも古馬戦線を含めて確信犯的に超長距離を使われなかった父にしても、ロベルトの孫という血統だけを見れば菊花賞を勝っていても不思議ではなかった。98年に1番人気に支持された母の父スペシャルウィークはセイウンスカイに逃げ切りを許した屈辱をバネに翌年春の天皇賞を制し、種牡馬としても08年に父子2代の“菊花賞2着馬”フローテーションを出している。少なくとも3000mの距離が能力発揮の足かせになる血統ではなく、ダービー、神戸新聞杯と、2400mの2戦で示された既成勢力との力関係がここで覆る可能性は極めて小さいだろう。逆転候補は別ルート組に絞られる。東のトライアルを制したユールシンギングは父も母の父もエピファネイアと共通。3代母の父リアルシャダイは92年の優勝馬ライスシャワーを含め91年から3年連続で連対馬を出し、前記フローテーションの母の父でもある菊花賞御用達サイヤーだから、血統的には影武者のこちらが主役を食っても驚けない。前2年連勝中のステイゴールド産駒ケイアイチョウサン、そのステイゴールドの同族タマモベストプレイの手堅さも連下には要注意。 ◎ユールシンギング ○エピファネイア ▲ケイアイチョウサン ☆タマモベストプレイ |
「スポニチ平成25年10月20日付け掲載」