■京都11R・秋華賞■

 昨年、ジェンティルドンナ→ヴィルシーナの3度目のワンツーで牝馬3冠の最終戦を締めくくった種牡馬ディープインパクトは、桜花賞馬アユサンを欠きながら今年も4頭出しの大攻勢。牡馬の方は少々影が薄くなる秋だが、この父の牝馬は押しなべてピークが長く、相対的に春以上に分厚い布陣となる。
 エース格のデニムアンドルビーは、母の父に種牡馬リーディング最大のライバルであるキングカメハメハを迎えた呉越同舟の最先端配合。無骨な追い込み脚質が小回りコースで懸念されるところだが、能力的には頭ひとつ抜けた存在といえる。底を見せていない新星スマートレイアーは秋華賞に強いダンシングブレーヴ血脈を母の父ホワイトマズル経由で受けており、一気のG1奪取も可能な背景がある。オークスでデニムアンドルビーに先着したエバーブロッサムは、ヴィクトリアマイル勝ちのエイジアンウインズの半妹で、ローズS3着のウリウリの母の父フレンチデピュティは3年前の2着馬アニメイトバイオと同じ。4頭で上位独占まであり得る状況だ。
 強固なディープインパクト包囲網を突破するなら、この最強サイヤーの“妹”であるトーセンソレイユ。種牡馬としての兄が示した秋華賞属性が備わっていても不思議ではない。旧エリザベス女王杯のミスカブラヤ、ミヤマポピー、サクラキャンドル、秋華賞に衣替えした後のファインモーション、ダイワスカーレットなど、このレースではG1級ビッグネームの「妹」が周期的に存在感を示す。馬券はこちらから強振してみたい。

◎トーセンソレイユ  ○スマートレイアー  ▲エバーブロッサム  ☆デニムアンドルビー  △ウリウリ

「スポニチ平成25年10月13日付け掲載」

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