■中山11R・スプリンターズS■ディフェンディングチャンピオンのロードカナロアのレーティングは120ポンド。IFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表された最新の「ワールドベストレースホースランキング」の34位タイ、というとピンとこないのだが、S(短距離)コラムの現役馬では欧州のリーサルフォースの121ポンドに次ぐ2位タイとなる。外国馬の参戦がなかったのは、少なくとも日本の芝コースでは勝ち目なしと白旗を揚げたものと考えていいだろう。その一方、能力差が着差に反映されにくいこの国のスプリント戦の評価は120ポイントが極限値という見方もできる。ともあれ、昨年末の香港スプリントで実証した世界水準のスピード能力には、種牡馬リタイア後も30歳を迎えたこの春まで存命だった母の父ストームキャット由来のキープ力もあいまって円熟味が加わった感じ。サクラバクシンオー以来となるG1スプリンターズS連覇が濃厚だ。絶対王者への抵抗の可能性を血統面から探るなら、やはり10年前に“ワンツースリー”を決めたサンデーサイレンスの血だろう。「母の父サンデーサイレンス」のアドマイヤセプターはロードカナロアと同期のキングカメハメハ産駒。父にとってこの世代はスプリンターの特異年だったともいえる。3代母ダイナカール、祖母エアグルーヴ、母アドマイヤグルーヴと、3代続いたG1牝系の底力は強敵相手でこそ最大限に引き出される。同じく「母の父サンデーサイレンス」のグランプリボスも要注意。 ◎ロードカナロア ○アドマイヤセプター ▲グランプリボス ☆スギノエンデバー △パドトロワ |
「スポニチ平成25年9月29日付け掲載」