■東京11R・安田記念■古馬G1ではJRA発表のプレレーティング上位5頭に優先出走枠が設定されているのだが、今回の安田記念は、そのうち上から3番目までをマイル以外の距離でレーティングされた馬が占めた。専門職のマイラーにとっては、再来日の香港馬グロリアスデイズ以上に不気味なインベーダーの来襲ということになる。G1未勝利ながらレーティング的最上位(121ポンド)という本命ダークシャドウは、9年前の優勝馬ツルマルボーイと同じダンスインザダーク産駒。中距離G1で惜敗を続けた末のマイル部門転向という臨戦過程も少々出来すぎなほど一致しており、血統的にも納得のコンバートといえる。こちらも距離短縮のショック療法が効く可能性大だろう。このレースのVIP血脈としてダンチヒ系にスポットが当たったのは、98年の2着馬オリエンタルエクスプレスの父グリーンデザートが最初。ダークシャドウはそのグリーンデザートの全妹ユーゼフィアの孫になる。父ばかりでなく、母系の血もズバリ“安田記念仕様”だ。 短距離王ロードカナロアは、競走馬としても種牡馬としても東京1マイルのG1を制したキングカメハメハの産駒で、母の父は最新の日本ダービー馬と共通。同じ「母の父ストームキャット」のショウナンマイティともども“異種格闘技戦”への適応力は十分に見込める。本職のG1マイラーではマークが緩んだサダムパテック。父フジキセキは東京1マイルの穴血統として定評がある。 ◎ダークシャドウ ○ショウナンマイティ ▲ロードカナロア ☆グロリアスデイズ △サダムパテック |
「スポニチ平成25年6月2日付け掲載」