■東京11R・オークス■桜花賞のワンツーで種牡馬ディープインパクトの3歳牝馬G1独占状態は2年目に突入した。逆の見方をすれば、直近2世代の牝馬3冠に連対馬を送り込んだ種牡馬はディープインパクト以外に存在しないということ。当然ながら優先出走権を確保した“カルテット”の戦力比較が重要なポイントなのだが、今回はそれ以上に注目すべき馬がいる。ディープインパクトの「産駒」ではなく「妹」のトーセンソレイユだ。トーセンソレイユの父ネオユニヴァースはサンデーサイレンス産駒として初めて3冠にリーチをかけた馬で、4年前には初年度産駒のロジユニヴァースで“ダービー2代制覇”を達成した。東京2400mへの特化度はある意味でディープインパクトをしのぐこの父は、191頭の血統登録馬を擁する現3歳の最多産駒サイヤーでもある。数の論理が必ずしも通用するとは限らないのが種牡馬業界で、現実に3歳世代の重賞勝ち馬ゼロというのは大誤算なのだが、もともとアベレージよりも長打力で勝負するタイプ。名誉挽回のチャンスは残されている。 「3冠馬の妹」クラスの超良血牝馬は競走馬としての功を急ぐ必要がない。トーセンソレイユの場合も7着に終わった桜花賞は、あくまでも狙いすましたダービーコースへの布石。血量ベースでは産駒以上とも解釈できる“ディープインパクト的成分”の濃さに懸けてみよう。大穴は2年前のエリンコートで波乱を呼んだデュランダルの産駒スイートサルサ。 ◎トーセンソレイユ ○アユサン ▲レッドオーヴァル ☆デニムアンドルビー △エバーブロッサム △スイートサルサ |
「スポニチ平成25年5月19日付け掲載」