■中京11R・高松宮記念■

 22日の豪G1ウィリアムライドSでデビュー以来の連勝記録を「24」に伸ばしたブラックキャヴィアは、あと2戦で現役生活にピリオドを打つという。このまま不敗でキャリアを終える公算大の女傑に対抗できる可能性を秘めた馬は現在、世界を見渡してもロードカナロアだけだろう。中山(スプリンターズS)、シャティン(香港スプリント)と、全く異質の芝コースで発揮したスプリント能力の信頼性は絶大。ここも馬券から外れるシーンは想像しにくい。父は日本ダービー馬にしてチャンピオンサイヤーでもあるキングカメハメハ、母の父ストームキャットもこれまた北米チャンピオンサイヤーのストームキャットという配合はスプリンターらしからぬ本格派。サンデーサイレンスを持たない血統構成はある意味で近未来的で、少々気が早いが、生産界待望の種牡馬候補生ともいえる。
 週中のコラムで触れたとおり、ロードカナロアの台頭と連動する形で短距離血統の“脱サンデーサイレンス”が進行中なのだが、これはあくまでも一過性の現象とみている。そろそろSS系の反撃を警戒しておきたい。ハーツクライ産駒のツルマルレオンは、母の父に大本命馬の父系祖父キングマンボを装備。4×5で内蔵するリファールは、07年に13番人気で2着入線したペールギュントの母の父で、09年に15番人気で3着に食い込んだソルジャーズソングの祖母の半兄という高松宮記念の大穴トリガーだ。

◎ツルマルレオン  ○ロードカナロア  ▲ダッシャーゴーゴー  ☆アドマイヤセプター  △ドリームバレンチノ  △マジンプロスパー

「スポニチ平成25年3月24日付け掲載」

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