■東京11R・ファブラリーS■

 直近のダートG1・3鞍の優勝馬不在でもなお、歴代優勝馬2頭を含む4頭の“ダートG1ウイナー”が顔をそろえた今年のフェブラリーS。この国のダート競馬の層の厚さとともに、ダートホースの耐久性が見て取れるメンバー構成だ。となると最大のポイントは“芝G1ウイナー”カレンブラックヒルの取捨だろう。週中のコラムでも取り上げたように、G1昇格以降の過去16回でダート未経験馬の連対なし。経験則からは問答無用で消しなのだが、血統的にはどうしても捨て切れない。
 父のダイワメジャーには中山ダート1800mで9馬身差圧勝歴がある。ちなみに皐月賞が芝コースでの初勝利だった。種牡馬としては今のところ芝志向が強いが、構成血脈が完全に共通するいとこスカーレットレディの子が08年のフェブラリーS優勝馬ヴァーミリアン。ダートサイアーとしての可能性も潜在していて不思議ではない血統だ。
 カレンブラックヒルの場合は祖母の父ストームキャットも強調材料。05年優勝馬メイショウボーラーの母の父にして同年2着馬シーキングザダイヤの父というフェブラリーS御用達血脈である。ちなみに前者も後者も芝G1路線からの転向組。ダートへのコンバートを強力にアシストする血脈という見方も可能だろう。能力全開なら圧勝まである力関係。ここは強気に攻めてもらいたい。「母の父ブライアンズタイム」の耐久性が頼りになるエスポワールシチーが本線。

◎カレンブラックヒル  ○エスポワールシチー  ▲グレープブランデー  ☆ダノンカモン  △ワンダーアキュート  △ガンジス

「スポニチ平成25年2月17日付け掲載」

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