■阪神11R・阪神ジュベナイルF■

 フルゲート18頭で争われる今年の2歳女王決定戦だが、父馬単位で見ると“10頭立て”まで圧縮される。中でも目につくのが4頭出しの大攻勢をかけてきたハーツクライとダイワメジャー。どちらも現2歳世代が牝駒のビンテージイヤーなのは明白だろう。
 ただし、このレースに関しては、単純に両者の量的アドバンテージに飛びつけない部分もある。週中のコラムでも触れたように、阪神コース改修後6回の優勝馬の父は5頭までがダービー馬であり、唯一例外のアグネスタキオンはダービー馬(アグネスフライト)の全弟にして種牡馬としてすでにダービー馬ディープスカイを出していた。ハーツクライの場合、現役時にダービー2着とジャパンC2着の実績があり、種牡馬としてもダービー2着馬(ウインバリアシオン)を出しているので大目に見られなくもないが、ダイワメジャーの方は第一世代のカレンブラックヒルがそうであるように、現役時同様、今のところ2000m超部門では戦力が一枚落ちる。逆に言えば、ここで優勝馬を出すようなら来年以降は東京2400mでも侮れない種牡馬となるわけだ。
 今回の本命はひとまず先例重視でダービー馬にしてダービーサイヤーでもあるディープインパクト産駒の二者択一。「母の父ストームキャット」のアユサンは牡馬部門のオープン馬インパラトール、キズナと同配合で、これはディープインパクト第3世代限定ニックスの可能性もある。

◎アユサン  ○コレクターズアイテム  ▲プリンセスジャック  ☆タガノミューチャン  △ディアマイベイビー  △クロフネサプサイズ

「スポニチ平成24年12月9日付け掲載」

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