■阪神11R・ジャパンCダート■

 極限の上がり勝負で肉弾戦を展開するディープインパクト産駒ジェンティルドンナとステイゴールド産駒オルフェーヴル、その2馬身半後方でダンスインザダーク産駒ダークシャドウをゴール寸前交わしたのがキングカメハメハ産駒ルーラーシップ。先週のジャパンCでは芝コースにおけるサンデーサイレンス父系の絶対的アドバンテージを再認識させられたが、舞台がダートに替われば立場も変わる。SS系最強のダートサイヤー、ゴールドアリュールは古豪エスポワールシチーが今なお孤塁を守る状況。夭折したゴルトブリッツに続いてローマンレジェンドを出したスペシャルウィークの“豹変”は注目に値するが、このままダートの猛者の安定供給源となるかどうかは微妙な線だ。
 王位陥落が濃厚になってきた種牡馬キングカメハメハだが、国内最高賞金のダートG1には他を圧する5頭出し。今後はかつてのサンデーサイレンスに対するブライアンズタイム的な立ち位置で存在感を放つことになるのだろう。5択の本命はトゥザグローリー。母のトゥザヴィクトリーはダート転向初戦のフェブラリーSで小差3着に入線し、続くドバイでは世界の列強と互角に渡り合った。その全弟サイレントディールも4馬身差の大勝でダートの初陣(武蔵野S)を飾った。母系に脈打つ“二刀流”の血が覚醒すれば圧勝まである。前2年連続3着のグランプリには、ダートの新チャンピオンとして堂々と駒を進めてもらおう。

◎トゥザグローリー  ○エスポワールシチー  ▲ソリタリーキング  ☆ミラクルレジェンド  △ハタノヴァンクール  △ローマンレジェンド

「スポニチ平成24年12月2日付け掲載」

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