■京都11R・エリザベス女王杯■史上初の牝馬3冠オール2着馬ヴィルシーナにチャンス到来、というのが常識的な見方だろうが、週中のコラムでも触れた通り、血統的にはジェンティルドンナの不在はむしろ、ヴィルシーナにとってのマイナス要因になりかねない。ディープインパクト産駒の最大の武器は瞬発力。同じ武器を持つ馬が多ければ多いほど、レースの流れが上がり勝負に傾くのは必然で、今年の牝馬クラシックのように種牡馬単位の団体戦では絶対的なアドバンテージとなる。ところが4世代混合、血統も多彩な今回は重賞初挑戦のピクシープリンセスとの2頭出し。恐らく“ライン”の威力は半減する。血統的な“自力勝負”は初体験。不発に終わる危険性も見込んでおきたい。本命レインボーダリアは昨年の5着馬。絶対女王スノーフェアリーが故障で2度目の防衛を断念し、2、3着馬が現役を退いた今回は、この馬にとっても千載一遇の大チャンスといえる。父のブライアンズタイムはディープインパクトの父サンデーサイレンスより1歳年長という大ベテラン。すっかり芝コースでは影が薄くなっていたのだが、本馬と同じ「母の父ノーザンテースト」のアシストを得たスカイディグニティが菊花賞2着と気を吐いた。加齢によって変質したDNAが新たなニックスを生んだとも考えられるだろう。芝適性とともに大レース向きの長打力も完全復活だ。父も母の父も“女王杯サイヤー”のラシンティランテ、父のスタミナ源ルファビュルーを母の父からも補強されたアカンサスが穴。 ◎レインボーダリア ○ヴィルシーナ ▲ラシンティランテ ☆アカンサス △フミノイマージン △ホエールキャプチャ |
「スポニチ平成24年11月11日付け掲載」