■東京10R・ダービー■

 7年前、7頭出しサンデーサイレンス産駒の絶対エースとして破格のパフォーマンスを披露したディープインパクトが、今度は種牡馬として父同様のシェアを見せつける第79回日本ダービー。今回の「ディープインパクト7」から優勝馬が出れば、父サンデーサイレンスが03年にスティルインラヴ&ネオユニヴァースで記録して以来の同一種牡馬によるオークス→ダービー連覇となるが、もちろん、その可能性大だろう。
 ワールドエースの母の父アカテナンゴは、競走馬としてその父ズルムーとの独ダービー2代制覇を達成したばかりでなく、さらに種牡馬として3頭の独ダービー馬を出した究極のダービー血脈。この母の父の血が東京2400mの舞台設定では大きなアドバンテージとなる。母の半弟に07年度の世界チャンピオン、マンデュロが出る牝系の潜在能力を含め、血統背景は文字通りの世界水準。前記ネオユニヴァースとその子ロジユニヴァース以来ダービー史上7度目の“2代制覇”に死角は見当たらない。
 いとこ同士の関係になるトーセンホマレボシとヒストリカルは、母の父ノーザンテーストまで共通する「同血タッグ」。そろって秋の天皇賞馬の半弟でもあるから東京コースは望むところだ。母の父が英ダービー馬のベールドインパクトも距離延長で不気味。母系の軽量血脈が気になるゴールドシップも能力的にノーマークにはできない。出走馬中唯一サンデーサイレンス血脈を持たないコスモオオゾラが3連系の穴。

◎ワールドエース  ○ヒストリカル  ▲ベールドインパクト  ☆トーセンホマレボシ  △ゴールドシップ  △コスモオオゾラ

「スポニチ平成24年5月27日付け掲載」

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