■東京11R・オークス■6頭出しのディープインパクト産駒に全権委任してからたった1年で手のひらを返すのもためらわれるのだが、昨年の記録的大惨敗は強力なカウンターとして血統面の減点材料となる。ちなみに昨年はダービーも4頭総崩れで、今のところ東京2400mG1におけるディープインパクト産駒の成績は(0.0.0.10)。異例の極悪馬場だったダービーの方は大目に見るとしても、こと牝馬の2冠目に関しては、他のどの種牡馬より負の実績を積んでしまった危険な血脈ともいえる。今年はまとめて評価を下げた。本命トーセンベニザクラは、母の父ホワイトマズルが10年前の覇者スマイルトゥモローの父。伝統的にオークスに強いダンシングブレーヴ血脈をこの母の父から継承している。94年のオークス8着馬である祖母パルセイトは目黒記念勝ちの長距離砲ハギノリアルキングの全妹で、牝系のスタミナ含有量はメンバー随一だろう。父のダイワメジャーは昨年のオークスサイヤー・デュランダルと同配合。こちらからもオークス御用達血脈ノーザンテーストを授かった特注の血統的ダークホースだ。競走馬としても種牡馬としてもダービーを制したタニノギムレットの産駒ミッドサマーフェアは、母の父も東京2400mで存在感を示すキングマンボ血脈。「父ステイゴールド」のアイスフォーリス、「母の父サンデーサイレンス」のメイショウスザンナは、どちらもレースの格が上がるほど怖いタイプ。父の祖母が83年のオークス馬というハナズゴールまで。 ◎トーセンベニザクラ ○ミッドサマーフェア ▲アイスフォーリス ☆メイショウスザンナ △ハナズゴール |
「スポニチ平成24年5月20日付け掲載」