■東京11R・ヴィクトリアマイル■

 第1回の“金銀銅”独占で勝ち逃げの形で舞台を降りた種牡馬サンデーサイレンスだが、後継種牡馬が幅を利かせているのは先週のNHKマイルCと同じ。第2回はコイウタ、第3回はエイジアンウインズと、フジキセキ産駒が連勝し、牡馬を含めた近年の非サンデーサイレンス系ツートップともいえる第4回ウオッカ、第6回アパパネの間にもスペシャルウィーク産駒の女傑ブエナビスタがしっかりと割り込んだ。今回、アパパネの連覇を阻止するとすれば、やはり「父の父」としてのサンデーサイレンスだろう。
 芝の4歳上G1にディープインパクト産駒がエントリーするのは今回が初めて。東京1マイルのコース適性は昨年の安田記念でリアルインパクトによって実証されており、ここは古馬戦線対応のキープ力、成長力が問われることになる。過去2回の優勝馬と同じ「前年の桜花賞馬」という肩書きを持つマルセリーナは、母のマルバイユがフランス版ヴィクトリアマイルともいえるG1アスタルテ賞の勝ち馬。ドナウブルーは母の父ベルトリーニが安田記念のVIP血脈としても名高いダンチヒ系で、どちらも勝機は十分だ。
 キョウワジャンヌの父ハーツクライは国内でディープインパクトに先着した唯一の馬。この父は母の父が「東京のトニービン」でもある。対ディープインパクト産駒という観点からも最も怖い血統だ。同じく「母の父トニービン」のSS後継アドマイヤボス産駒のアスカトップレディも要注意。

◎マルセリーナ  ○ドナウブルー  ▲キョウワジャンヌ  ☆アスカトップレディ  △クイーンズバーン

「スポニチ平成24年5月13日付け掲載」

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