■京都11R・天皇賞・春■前年の3冠馬は負けたことがなく、大外18番枠の馬は勝ったことがない…データ的二律背反を背負ってのゲートインとなるオルフェーヴルの雪辱戦。操作性の悪さは父ステイゴールド譲りというべきだろうが、こちらは体力に恵まれている分、父の得意技だったサボタージュとは無縁で、それが前走の歴史的惜敗につながったともいえる。もちろん、今回も暴発の危険が絶対にないとは言えないのだが、それでもレースを投げなければ推定10馬身の不利をリカバーできる戦力は実証された。3冠馬の大先輩シンボリルドルフ以来となる「母の父が天皇賞馬の天皇賞馬」誕生に花を添える圧勝を期待しよう。2着候補もハイレベル4歳勢に絞り込める。現実に阪神大賞典で父子2代の3冠馬キラーとなったギュスターヴクライは、初代秋華賞馬ファビラスラフインの子で大舞台向きの底力も十分。祖母のメルカルが4000mの仏G1カドラン賞勝ち馬という隠れステイヤー血統でもある。クレスコグランドの母マンハッタンフィズは、競走馬としても種牡馬としても3200m天皇賞を制した歴代5頭目の馬であるマンハッタンカフェの全妹。3000m超級でのプラスアルファが最も大きいと思われる血統だ。オルフェーヴルの血統的影武者ともいえるフェイトフルウォーも当然ながらマークは必要だろう。年長組では「母の父が天皇賞2着馬」のナムラクレセントの反撃に要注意。 ◎オルフェーヴル ○ギュスターヴクライ ▲クレスコグランド ☆フェイトフルウォー △ナムラクレセント |
「スポニチ平成24年4月29日付け掲載」