■中山11R・皐月賞■この春の中山開催はほぼ毎週雨にたたられてしまったが、そういった時候的な巡り合わせを含め、不確定要素への対応力が3冠第一関門でもある皐月賞の勝負の分け目。今のところ種牡馬ディープインパクトのアドバンテージが最も小さいと思われる条件といっていいだろう。ワールドエース、ディープブリランテ、アダムスピークと、ディープインパクト産駒の重賞ウイナーは、いずれも母系に欧州血脈を重ねられており、馬場適性は問題ないが、機動力と自在性が要求される中山2000m適性という点では信頼度が一枚落ちる。今回は敢えて単の狙いから外してみたい。本命サトノギャラントの父シンボリクリスエスは、東京改修で中山開催だった02年秋の天皇賞馬。盲点になりがちだが、れっきとした「皐月賞コース」のG1ウイナーである。ラストランとなった有馬記念でもレコードタイムで9馬身差の圧勝劇を演じたこの父は、産駒の芝G1初勝利も朝日杯フューチリティSのアルフレードと、伝統的に中山コースに強いロベルト父系の特質を確実に継承している。母のスティンガーはデビューから28日でG1(阪神3歳牝馬S=当時)ウイナーに上り詰めた天才肌。この手の良血馬は相手が強くなるほどパフォーマンスを上げてくるものでもある。ディープインパクト産駒同様に「2代制覇」がかかるグランデッツァとメイショウカドマツも要マーク。 ◎サトノギャラント ○グランデッツァ ▲ワールドエース ☆ディープブリランテ △アダムスピーク △メイショウカドマツ |
「スポニチ平成24年4月15日付け掲載」