■中京11R・高松宮記念■

 コース改造によって阪神ジュベナイルFが従前とは全く異質のクラシック直結型に変貌を遂げたように、リニューアル中京で行われる唯一のG1レースである高松宮記念もまた、今回を起点として新たな歴史を積み重ねていくことになる。
 週中のコラムでもサワリを紹介したが、前3週の「新装中京芝コース限定」リーディングサイヤーは、賞金順で[1]サクラバクシンオー[2]マーベラスサンデー[3]フジキセキ[4]マンハッタンカフェ[5]ハーツクライ、勝利数順では[1]ハーツクライ(4勝)[2]サクラバクシンオー(3勝)[3]キングヘイロー、ネオユニヴァース、マンハッタンカフェ(2勝タイ)となる。なにぶんサンプルが少ないので明確な血統的傾向を抽出するには無理があるのだが、全馬手探りの状態で示した出足の良さは、一面で確かに本質的な適性が反映されたものでもあるだろう。とりあえず前記2部門ともトップ5に名を連ねているサクラバクシンオー、マンハッタンカフェ、ハーツクライには新装中京の鬼、となる可能性があるということだ。
 中でもハーツクライは、リニューアル中京のコンセプトに近い東京コースで抜群の実績を誇るトニービンが母の父。血統的にも坂の敷設+直線延伸の恩恵が最も大きい種牡馬と思われる。ハーツクライ産駒のツルマルレオンは、母の父キングマンボから荒れ馬場への耐性も十分。思いのほか動かなかった追い切りには目をつぶって強振してみたい。

◎ツルマルレオン  ○ジョーカプチーノ  ▲ダッシャーゴーゴー  ☆アグネスウィッシュ  △エーシンダックマン  △ロードカナロア

「スポニチ平成24年3月25日付け掲載」

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