■東京11R・天皇賞・秋■

 「東京のトニービンも孫の代は疑え」と書いた一昨年は敢えて対抗に落としたカンパニーにしてやられ、「父子2代制覇がない」ことをジンクス的に取り上げた昨年はスペシャルウィーク産駒のブエナビスタが快勝…個人的にはどうにも裏目続きの天皇賞・秋である。  こうなると難しいのが昨年の本命馬アーネストリーの扱い。前年の自説を曲げて推奨した「トニービンの孫」で、狙いを下げるとあっさり、という気もするのだが、3着に終わった昨年から飛躍的な能力アップも考えにくい6歳秋。初心に帰って一枚割り引きたい。
 連覇を狙うブエナビスタは今季未勝利。昨年までは父スペシャルウィークの足跡をほぼ忠実に再現してきた馬だが、父は4歳一杯で種牡馬となったので、5歳以降のパフォーマンスは血統的に未知の領域ではある。2位までに入線できなかった過去3戦がそうだったように、血統構成も似通った宿敵レッドディザイアの不在で闘志に火がつかない可能性なきにしもあらずだ。
 怖いのは大本命馬の父同様、週明けに移動が発表されたダンスインザダークの2頭出し。セオリー通りに?人気薄のダノンヨーヨーで大穴を狙う。「天皇賞」は3歳で競走生命を断たれた父ばかりでなく、母の半兄ナリタトップロードもいとこのマツリダゴッホも手が届かなかった一族悲願のタイトルでもある。先週は不発に終わったキングカメハメハ×サンデーサイレンスの「新旧チャンピオンサイヤー配合」の反撃にも要注意。

◎ダノンヨーヨー  ○ダークシャドウ  ▲ブエナビスタ  ☆アーネストリー  △ローズキングダム  △トゥザグローリー

「スポニチ平成23年10月30日付け掲載」

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