■京都11R・秋華賞■トライアルのローズSを制したホエールキャプチャは87年、当時3歳限定戦だったエリザベス女王杯でマックスビューティの3冠を阻止したタレンティドガールのひ孫にあたる。そのタレンティドガールもホエールキャプチャ同様にオークスは3着だった。悲願のG1奪取がかなえば、血統的には24年前の再現となる。唯一の非世代限定グレードウイナーであるアヴェンチュラは、3年前のオークス馬にして秋華賞1番人気のトールポピーの全妹で、ここは10着に敗れた姉の雪辱戦。ちなみに秋の天皇賞馬ニッポーテイオーの妹だった前記タレンティドガールを含め、牝馬の3冠目では過去7頭の「G1級ウイナーの妹」が戴冠している。 というわけで前走重賞勝ちの2頭は、それぞれに血統的な買い材料も十分なのだが、気掛かりなのは父馬の“鮮度”。過去5年の優勝馬のうち4頭までがセカンドクロップで、残る1頭がサードクロップだったように、もともと牝馬の大レースには若手種牡馬のプロモーションの場という側面がある。ホエールキャプチャはクロフネの第6世代、アヴェンチュラはジャングルポケットの第5世代で、どちらの父も評価が確立された成功種牡馬。思い切って単の狙いから外す手もあるだろう。 本命はハーツクライの初年度産駒キョウワジャンヌ。次週の菊花賞には5頭エントリーの大攻勢をかけたように、この父はひと夏越してからの成長力に富む。社台スタリオン現役18頭目となる国内G1サイヤーの誕生だ。 ◎キョウワジャンヌ ○ホエールキャプチャ ▲アヴェンチュラ ☆エリンコート △マイネソルシエール △マルセリーナ |
「スポニチ平成23年10月16日付け掲載」