■中山11R・総武S■

 残念ながらアスコット競馬場の1600mには適性がなかったグランプリボスだが、個人的にはテスコボーイの血が半世紀近い時を経てロイヤルアスコット開催に“凱旋”したこと自体に大きな価値を認めていいと思っている。英国から切り捨てられた血脈が極東で息を吹き返し、高速ターフにおいて最強のスプリント血脈に昇華したのはまぎれもない事実だ。例えば今回のセントジェームズパレスSのメンバーをそのまま東京1600mで走らせてみれば、怪物フランケルとて恐らく冷や汗をかくどころでは済まないだろう。
 中山11R・総武Sはテラノファントムに要注意。15日の関東オークスを制した同じフジキセキ産駒カラフルデイズもダート転向が躍進の契機だった。祖母はウインターS2着のダイナオリンピアの全妹。6歳夏のコンバートも窮余の一手で片付けられない血統だ。

◎テラノファントム  ○マイネルオベリスク  ▲エイシンダッシュ  ☆ニホンピロアワーズ  △ヒシパーフェクト

「スポニチ平成23年6月19日付け掲載」

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