■東京11R・オークス■

 種牡馬ディープインパクトはハッピーグラスが抽選をクリアして6頭出し。昨年のゼンノロブロイもそうだったように、ファーストシーズンに特需は付き物とはいうものの、今年の場合は残る12頭の父馬がすべて異なるのだから驚くべき市場占有率で、種牡馬単位の団体戦ならレース前から勝負はついているともいえる。ひと昔前は非主流種牡馬が存在感を示すレースとして定評があった牝馬の第2冠だが、昨年は前記ゼンノロブロイ産駒のサンテミリオンと3頭出しキングカメハメハ産駒のアパパネが1着を分け合った。軸馬はディープインパクト産駒の“6択”に絞っていいだろう。
 祖母ダイナカール(83年)、母エアグルーヴ(96年)に続くオークス3代制覇に挑むグルヴェイグは重賞初挑戦だが、デビュー2戦目に桜花賞馬マルセリーナと0秒4差で走っており、母系ゆかりの東京2400mなら互角に戦える。エアグルーヴを含め父としてオークス3勝(ベガ=93年、レディパステル=01年)、父の父として3年前の覇者トールポピーを出した“東京のトニービン”を内蔵する点で同じ父のライバルに優位に立つばかりでなく、バウンシーチューン(母の父)、デルマドゥルガー(父の母の父)、マイネイサベル(父の父)の“隠れトニービン系”対策も万全だ。牝馬G1に強いアフリートを母の父に持つハッピーグラスを交えた“ディープインパクト尽くし”が本線だが、ライン外からグルヴェイグの逆配合となるマイネイサベルを押さえたい。

◎グルヴェイグ  ○ハブルバブル  ▲マルセリーナ  ☆ハッピーグラス  △マイネイサベル

「スポニチ平成23年5月22日付け掲載」

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