■東京11R・ヴィクトリアマイル■連覇を狙うブエナビスタ昨年と同じドバイ遠征からの帰国初戦。異なるのはドバイでのパフォーマンスで、ペリエの超過重量というハンデを克服して2着に健闘した昨年に対し、今年は超スローのドバイワールドCで不完全燃焼の8着と、デビュー以来、初めての着外に沈んでいた。敗因をどう評価するかは見解の分かれるところだろうが、個人的には展開のアヤというより、得意の大外強襲に持ち込めなかった時点で、人工素材馬場への適応力が欠けていたものと判断している。もともと父スペシャルウィーク、母の父カーリアンとも、使い減りする傾向のある血脈。これまでポカがなかったことが不思議なほどで、競走生活初の大凡走は適度なガス抜きになったはず。仮にここで同性相手に先着を許すようなら、ドバイの敗因も能力的な衰えに求める必要が出てくるが、その懸念は無用だろう。焦点は2着争いとみた。実績的には抜けたナンバー2のアパパネだが、5頭出しのキングカメハメハ産駒の中でも最も軽量級といえる母系の血は、対ブエナビスタという観点からも不利は否めない。天皇賞では大駒2枚(トゥザグローリー、ローズキングダム)が共倒れに終わったように、この父の産駒は血統的共闘が不得手のようでもある。今回は別ルートのコスモネモシン、ディアアレトゥーサを上位に取りたい。前者は父も母の父もジャパンC勝ち馬という東京G1御用達配合。後者の父はこのレースの初代優勝馬ダンスインザムードの全弟だ。 ◎ブエナビスタ ○ディアアレトゥーサ ▲コスモネモシン ☆アパパネ |
「スポニチ平成23年5月15日付け掲載」