■東京11R・NHKマイルC■昨年の2歳王者グランプリボスの父は、先週末に急死したサクラバクシンオー。グレード導入後のスプリンターズSを2勝した唯一の馬であり、G1スプリンターとして初めてG1スプリンター(ショウナンカンプ=高松宮記念)の父となった馬でもある。スプリント専用血脈のイメージが強い種牡馬だが、NHKマイルCに関しては8年前の03年に、すでに2着馬(エイシンツルギザン)を出していたことを押さえておきたい。さらに付け加えるなら、国産スピード血脈の先輩格ニホンピロウイナーが晩年に菊花賞3着のメガスターダムを出し、サンデーサイレンスがキャリアの後半で一気にG1スプリンターを連発したように、種牡馬の属性は加齢によって変化するもの。モンスター種牡馬サンデーサイレンスのサポートを得て送り出したグランプリボスが、この父系の限界を押し広げる可能性は大いにある。ちなみに父としてはこのレース未勝利に終わったサンデーサイレンスも母の父としては05年の優勝馬ラインクラフトを出している。少々出来すぎという気がしないでもないが、手向けのVに逆らう理由はないだろう。 父サンデーサイレンスがクラシックで最も苦労した桜花賞のタイトルを早々と手に入れた種牡馬ディープインパクトは、まず父の苦手分野攻略に力を入れている感じ。ここはリアルインパクト、コティリオンの少数精鋭で“父超え”を狙う。リキサンマックス、テイエムオオタカの先行勢はどちらも極めつけの穴父系で要注意。 ◎グランプリボス ○リアルインパクト ▲コティリオン ☆テイエムオオタカ △リキサンマックス |
「スポニチ平成23年5月8日付け掲載」