■京都11R・天皇賞・春■すでに語り尽くされた感じの4歳世代の強さを血統面から牽引しているのは昨年、稼動3世代というスピード出世でチャンピオンサイヤーの座に就いた種牡馬キングカメハメハ。古馬の頂上決戦にも当然のように大駒2枚を送り込んできた。格でローズキングダム、勢いでトゥザグローリーといった両者の戦力は高いレベルで拮抗しており、ワンツー・フィニッシュも十分に考えられるのだが、少々気になるのは、どちらも「母の父サンデーサイレンス」まで共通していること。グレード導入後の天皇賞・春で同一種牡馬の産駒によるワンツーは4回記録されているが、母の父まで同じという「同配合ワンツー」は先例がない。もともと血統的な偏りのあるジャンルだからこそ、過剰な“寡占”には歯止めがかかっているとも考えられるだろう。付け加えればミスタープロスペクター父系は天皇賞・春で未勝利。同父系のエイシンフラッシュを含めて単の狙いからは外してみた。本命は今週も、のステイゴールド産駒ジャミール。週中に大往生が報じられたサドラーズウェルズは母の父としても底力抜群で、コンデュイット、エルコンドルパサーといったチャンピオン級を連発している。3000m級G1ウイナーを2頭出した祖母の父レヴモス、愛セントレジャー勝ち馬である3代母ピジェットと、母系の血中スタミナ濃度は群を抜く。2代制覇がかかるヒルノダムール、96年の覇者サクラローレルの同族という外国馬ジェントゥーも要注意。 ◎ジャミール ○ローズキングダム ▲ジェントゥー ☆ヒルノダムール △トゥザグローリー △エイシンフラッシュ |
「スポニチ平成23年5月1日付け掲載」