■阪神11R・阪神ジュベナイルフィリーズ■

 4年前のタニノギムレット産駒のウオッカに始まってジャングルポケット産駒トールポピー、スペシャルウィーク産駒ブエナビスタ、そして昨年のキングカメハメハ産駒アパパネと、まず「ダービー馬の娘」であることが優勝馬の絶対条件ともいえる2歳女王決定戦。ところが今年の場合、人気を分けるレーヴディソールもダンスファンタジアもこれに該当しない。
 素直に血統データを適用すれば、どちらも単の狙いは危険、ということになるのだが、前者は青葉賞優勝馬(アプレザンレーヴ)の半妹であり、後者はオークス馬(ダンスパートナー)とダービー2着馬(ダンスインザダーク)の全妹が母。最近4年の優勝馬のその後の戦績から抽出されるもう1つの共通項、「翌年の東京2400mG1勝ち」を十分に展望できる血統背景がある。能力的にも現時点で一枚抜けた世代のツートップ。阪神コース改修後の血統的伝統?が崩れるとすれば今回だろう。
 ダンスファンタジアの父ファルブラヴは中山2200mで行われたジャパンC優勝馬。そのためかどこか印象が薄いのだが、フィリーズレビュー勝ちのワンカラット、レーヴディソールの半姉でもある3年前の2着馬レーヴダムールなど、牝馬重賞偏重の種牡馬成績からも広い意味で「母」の血を生かすバイプレーヤー志向が見え隠れする。国内屈指のセレブ牝馬ダンスインザムードのポテンシャルを余すことなく引き出すハマリ役といえそうだ。

◎ダンスファンタジア  ○アヴェンチュラ  ▲レーヴディソール  ☆リトルダーリン  △ライステラス

「スポニチ平成22年12月12日付け掲載」

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