■阪神11R・ジャパンCダート■

 阪神ダート1800mに舞台を移して3年目の今回は招待馬なし。開催を1週遅らせ、距離を短縮してブリーダーズCの敗者復活戦を当て込んではみたものの、頼みの綱の北米勢は早くも路面の違いと右回りにダメ出ししたということ。そもそもアメリカでも旧来のダートコースに加え、人工素材の普及によって第三、第四の馬場のスペシャリストが現れはじめているのだから、もはや「芝以外の競馬」に国際規格を求めるのは不可能に近い。個人的には日本のダート競馬は独自路線でいいと思っている。とりあえず「国際招待」の看板は見直す時期だろう。
 さて、今年は外国馬ばかりか前年の覇者エスポワールシチーも不在で、3年前の覇者ヴァーミリアンは休み明け、となると若手の新興勢力に食指が動く。コンバート初戦のアリゼオは、父シンボリクリスエスも母の父フジキセキも日本調教のダートG1サイヤー。父の代表産駒であるダートG1・3勝のサクセスブロッケンは母の父がサンデーサイレンスだから、ダート配合としての相性にも裏づけがある。モンテクリスエスの仁川Sなど、ダート替わりでの激走はこの父の産駒の十八番。初ダートがG1というのは高いハードルだが、あらゆる面で柔軟な3歳馬だけにアジャスト可能とみた。同じく「ダートG1サイヤー配合」の3歳バーディバーディ、芝血統の鬼っ子的ダート馬シルクメビウス、正統派ダートサイヤーのワイルドラッシュ産駒トランセンド、コンバート2戦目のマルカシェンクが相手。

◎アリゼオ  ○バーディバーディ  ▲シルクメビウス  ☆マルカシェンク  △トランセンド

「スポニチ平成22年12月5日付け掲載」

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