■京都11R・エリザベス女王杯■

 期せずして3頭横並びとなった日欧の「オークス馬」だがこのレース、99年のメジロドーベルを最後にオークス馬の優勝がない。歴史に残る不条理展開に泣いた昨年のブエナビスタはともかくとして、3歳春シーズンの牝馬には過酷ともいえる2400mのせめぎ合いを制したツケがジワリと回ってくる時期ではある。日本の3冠牝馬アパパネも英愛オークス連覇のスノーフェアリーも無類の勝負強さでタイトルをモノにしてきた馬で、比較的フィジカルな消耗の小さいタイプとはいえ、前走でガス抜きを終えたサンテミリオンを含め、能力全開までを望むのは酷かもしれない。
 ヒカルアマランサスは前5年で2勝(ダイワスカーレット、リトルアマポーラ)のアグネスタキオン産駒。2位タイのプレレーティング(112ポンド)の割にマークが緩いのは、2200mの距離を懸念されているためだろうが、カーリアン産駒の祖母カーリーナは2100mの仏オークス馬だし、最新のケンタッキーダービー馬の母の父でもある母の父エーピーインディも距離克服の足かせにはならない。前記カーリアンは名うての鉄砲血脈。放牧明けという臨戦過程はむしろプラスに作用するはずだ。京都コースは2戦2勝。昨年の“戦犯”の一人でもある鞍上ルメールに失地回復の一撃を期待してみよう。同性相手では闘志が鈍る?メイショウベルーガも実績からノーマークにはできない。牝馬G1のVIP血脈ダンシングブレーヴ父系のコロンバスサークルが大穴。

◎ヒカルアマランサス  ○アパパネ  ▲コロンバスサークル  ☆スノーフェアリー  △サンテミリオン  △リトルアマポーラ  △メイショウベルーガ

「スポニチ平成22年11月14日付け掲載」

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