■京都11R・菊花賞■実績的に抜けた存在のローズキングダムは、母のローズバドがオークス、秋華賞、エリザベス女王杯で2着入線を果たした馬で、その全弟には05年の3着馬ローゼンクロイツがいる。故障がなくても秋の天皇賞に向かう予定だった父のキングカメハメハだが、実はその母マンファスを通じてホーンビーム、ニジンスキーといった古きよき時代の菊花賞血脈も装備していた。「母の父サンデーサイレンス」も06年ソングオブウインド、07年アサクサキングスで“連覇”の実績があるし、レースレコードホルダーでもある前者とは父系祖父(キングマンボ)が共通する点も押さえておきたい。というわけで血統面からも優位は動かないローズキングダムだが、あえて死角を探すなら、同じ父系の宿敵の回避によって血統的な“ライン”が崩れたこと。昨年のエリザベス女王杯、レッドディザイアの不在で不完全燃焼に終わったブエナビスタのようなケースもわずかながら考えられる。 前走で15頭抜きを決めたクォークスターは、3歳秋に本格化という成長ステップも同族で同じ父の女傑ダイワースカーレットに似る大器。3000m級重賞は鬼門とされるアグネスタキオン産駒の“変異種”である可能性なきにしもあらずだろう。出走馬中唯一の国内3000m級G1サイヤーの産駒トウカイメロディが3番手。以下、“母の父SSライン”のビッグウィークとシルクアーネスト、同じく母の父の菊花賞実績重視でビートブラックまで。 ◎ローズキングダム ○クォークスター ▲トウカイメロディ ☆ビッグウィーク △シルクアーネスト △ビートブラック |
「スポニチ平成22年10月24日付け掲載」