■阪神10R・ジュライS■オグリキャップのデビュー時はすでに業界に入っていたので、厳密にいえば“直撃世代”ではないのだが、オグリキャップの出現が血統というものに深入りする契機となったのは間違いない。突然変異にせよ隔世遺伝にせよ、すべてのサラブレッドのDNAにはある日突然、スイッチがオンになる可能性がプログラムされている…芦毛の怪物は、あくまでもポジティヴに血統表を眺める楽しみを教えてくれた。そして幸か不幸か、血統関連の物書きとしてまずまずキャリアを重ねた今もなお、このスタンスだけは変わっていない。阪神10R・ジュライSのギンゲイは先週末に急死したオグリキャップの血を引く(母の父)希少の現役競走馬。あの有馬記念がそうだったように、時に競馬の神様は粋な計らいを見せる。配当的妙味は意外に薄いだろうが、ここは手向けの激走を期待したい。 ◎ギンゲイ ○エーシンビーセルズ ▲スーパーワシントン ☆マルカベンチャー △エイシンパンサー |
「スポニチ平成22年7月10日付け掲載」