■東京11R・オークス■

 種牡馬ゼンノロブロイの“6頭出し”は、その父サンデーサイレンス以外の種牡馬としてはこのレースの最多記録。しかも賞金1350万円組が抽選となる高いハードルを越えてのものだけに価値がある。単なる巡り合わせ以上の血統的必然性を認めておくべきだろう。距離適性、健康度、成長曲線…産駒の属性はすべての面でオークスにフィットしている可能性が高いということだ。
 本命コスモネモシンは母の父シングスピールもジャパンC優勝馬という“東京2400mG1配合”。桜花賞の敗因は輸送減りもあったが、やはり距離だろう。古風な欧州血脈で固められたボトムラインを一気にグレードアップさせたのは、3代父であると同時に、母の父のブルードメアサイアーでもあるというヘイロー3×4のインブリード。ちなみに今年のNHKマイルCの覇者にしてダービーでも人気の一角を占めると思われるダノンシャンティが同工のヘイロー3×3を内蔵している。広大な東京コースで能力全開の配合パターンだ。
 サンテミリオンは母が英ダービー馬ミルリーフ3×3の近交馬。母の父ラストタイクーンはキングカメハメハの母の父で、こちらも東京2400mの力勝負は望むところだろう。祖母アドラーブルが92年のオークス馬というギンザボナンザ、“雨のフレンチデピュティ”が母の父のアニメイトバイオも予報通りなら怖い。ロブロイ・シスターズに割って入るとすれば“シーザリオ配合”のモーニングフェイスと母がオークス4着のシンメイフジ。

◎コスモネモシン  ○サンテミリオン  ▲ギンザボナンザ  ☆アニメイトバイオ  △モーニングフェイス  △シンメイフジ

「スポニチ平成22年5月23日付け掲載」

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