■京都10R・天皇賞・春■二転三転した最後の1枠からホクトスルタンが弾き出されて“父系4代制覇”の夢はお預け。今年は千載一遇のチャンスと踏んでいたのだが、考えてみれば、このジャンルでは若手ともいえる6歳馬。快挙達成は来年以降のお楽しみとしてキープしておこう。昨年、6歳にして初のG1挑戦で大仕事をやってのけたマイネルキッツが連覇に挑む。父のチーフベアハートはいい意味での没個性が売り物のダンチヒ父系で、マイネルキッツの長距離適性の大部分は当代きってのステイヤー製造サイヤー、母の父サッカーボーイに由来するものと思われる。ヒシミラクル、ナリタトップロードなど、フィジカルなスタミナにも優れているのがサッカーボーイ系の大物の特質で、これは“アンチエージング血脈”ノーザンテースト(サッカーボーイの母の父)の賜物。加齢による戦力ダウンとは無縁だろう。前年優勝馬の“防衛戦”は連対率8割7分5厘というデータを持ち出すまでもなく、まず大崩れはないはずだ。 このレース初挑戦となるエアシェイディの父サンデーサイレンスは、過去4頭の勝ち馬を出した“春天御用達サイヤー”でもある。こちらの息の長さを支えているのも母の父ノーザンテースト。3代母の父の父エルバジェ、4代母の父リボーと、母系の構成血脈はかなりスタミナ濃度が高い。未知の魅力を買うならズバリ、この9歳馬だ。穴はサンデーサイレンスと同族(全妹の孫)のトーセンクラウン。 ◎エアシェイディ ○マイネルキッツ ▲トーセンクラウン ☆トウカイトリック △フォゲッタブル △ナムラクレセント △メイショウベルーガ |
「スポニチ平成22年5月2日付け掲載」